4/3(日)
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND!!!
出演させて頂きました
放送中のTVアニメ
「怪人開発部の黒井津さん」エルバッキー
「フットサルボーイズ!!!!!」陽菜
思ったこと、久しぶりにこちらに書きます。 twitterで書こうとして、でも全然ダメで、加筆して、 まとめたものです。 私は、昔から日本の優秀なアニメーターさんへの待遇や労働環境にとても疑問を持っていて、でもきっと各会社さんや業界としてもどうする事も出来なくて、歯痒いと何度も言った事があります。現場の方々が、もっとお給料貰えたり、業界全体も潤う方法は無いのだろうか、こんなに素晴らしい方々なのにって。 セル画の販売とか、アニメーターさんが描いたものの複製原画とかを大々的に売ってその人に還元とかいうシステムは作れないのだろうかって、つぶやいた事もあります。昔は若干あったと言う方もいた気がするけども。私は未だに思っています。版権とか色々、とても難しいのも解ってるんだけども。。昔、オンラインゲームしてた時のネット友達にアニメーターさんがいて、私は声優をしている事を言わなかったのだけど、その人から色々聞いていました。お金が無くて、大変で、だけど好きだからやってるんだって。私も名も無き声優時代、家の借金で電車賃すらないままバイト掛け持ちして、殆ど寝てもいなくて、でもやりたかった吹き替えのお仕事が出来ていてとても幸せだったから、気持ちが解る部分もありました。でも、私なんかその頃せいぜい3レギュラー程度、彼女はバイトも出来ないスケジュールでした。どのアニメ制作スタジオさんの方だったのかは解らない。そこまで踏み込んでは聞いていないから。でも、今日はしっかりご飯が食べられたとか、お金が無さすぎてあまり食べられない日の話もあって、どうして日本のアニメは素晴らしいのに、こんなに現場の人達は大変なんだろう、何ともならないんだろうって思っていました。私が演じさせて頂いて来たキャラクター達、とっても可愛く描いて頂いて動いているのを見ると、本当に感謝しかなかった。こんなにキャラクターを素敵に可愛く描いて下さって、そのキャラクターを演じさせて頂ける私は幸せ者だなと何度思ったか。元々、クリエイターさんや職人さんが大好きで尊敬しているので、光栄な気持ちと感謝はいつもありました。今でもそうです。作品というのは、私が携わらせて頂くゲームもアニメもドラマも、沢山の才能、努力が詰まってるんです。だからこの世界が好きで、例え辛い事があっても大変でも、やりたいと思えるんです。プロデューサーさんがいて、監督さんがいて、シナリオライターさんがいて、アニメーターさんがいて、音楽作る方々がいて、声優がいて、その他にも沢山。勿論、出資会社さん方もいらっしゃらなければ作品は作れません。どこが欠けても不可能。全てで一つの作品だから、余計に凄いんです。 先日、海外の会社さんの代表取締役の方とセッションさせて頂く機会があって、その方の「才能あるクリエイター達がちゃんと永続的に報酬を得られる世界にしたい」という考えにもとても共感し、何か私でもやれる事があればご協力しますと言いました。職人さんは宝なのに、その宝を原産地である日本はあまり支援したり守ってくれていない様に見える事への悲しみもありました。少し話は逸れてしまうけど、スポーツ選手なんかもそう。名誉とか、功労者とか、ではそれに見合った事って、実際問題として何か得られているのだろうかって。クールジャパンというのであれば、もっと現場の方々を育てられるような環境だったり、待遇を上げたり支援したりするのは無理なのかなって。だけどそんな財源…じゃあそれどこから出すのっていう話にもなるし、難しい事なのだろうから、実際にお金出してどうこうなんて出来ない私などが思っていた所でどうしようも出来ず、仕方ないのだけども。。。私はよくTwitterで、意図とか言いたい事が全然違う風に捉えられて広まったり、誤解を与えてしまうし(今回のを要約して書いてしまうと、今度はこの前のとは逆で「日本を悪い国と言った」と捉えられてしまうかもしれないですね…。そーいう事を言いたいんじゃないのだけど…書き方、いつも下手でごめんね。。)、思った事、久々にこちらで書かせて頂きました。 今回の事件は、あまりにも、やるせないです。ひどいです。 職人さんってね、そんな簡単に育たないし、プロの世界は厳しく、とてもとても大変な世界なのです。そんな中で、才能と技術で、素晴らしいものを届けて下さっている。私みたいなオタクは、声優は、歌手は、人間は、そういった方に数え切れない沢山のものを頂いています。大きな大きな、感謝しかないです。 だから。「クリエイターさんはね、職人さんはね、宝なんだよ。宝なんだ。」